49
Daily Bible Messages
毎日聖書を読んでみよう
Mark 6:21-29 | マルコ6章21ー29節
マルコ6章21-29節
バプテスマのヨハネは、ヘロデ王に対して兄弟の妻を自分のものにしてはならないとはっきり伝えました。そのため、妻のヘロディアは怒り、ヨハネの声を静かにさせるために彼を殺したいと思うようになりました。
しかしヘロデ王は、ヨハネの言葉を信じたくはなかったものの、もし神様が本当に存在するなら、正しい聖なる人を殺す者には罰が下るはずだと考えていました。さらに、ヨハネの語ることを聞くのが好きでした。こうした理由から、ヘロデ王はヨハネを守り、ヘロディアは彼を殺すことが できませんでした。
ところが、今日の箇所で、ヨハネを殺す機会が突然ヘロディアに与えられます。
ヘロデ王は重臣や千人隊長、ガリラヤの有力者たち、つまり権威ある人々を招いて祝宴を開きました。人々は美味しい料理を食べ、酒を飲みすぎ、さらにヘロディアの娘の挑発的な踊りを見て興奮していました。
その雰囲気に流され、ヘロデ王は客人たちの前で娘を喜ばせようとし、願うものなら何でも与えよう。国の半分でも与える、と軽率に誓ってしまいました。娘のヘロディアはすぐに答えず、母ヘロディアに相談しに行きます。こうして、ヘロディアにヨハネを殺す機会が与えられたのです。
娘がバプテスマのヨハネの首を盆に載せてほしい、と願っていると聞いた時、ヘロデ王は深いジレンマに陥りました。一方ではヨハネを殺すつもりは全くありませんでしたが、他方では、客人たちの前で誓った言葉を破れば、自分の面目が完全に潰れてしまいます。
結局、ヘロデ王は世間の目を恐れ、自分の良心と神様への恐れを無視し、ヨハネを殺す決断をしてしまいました。ヨハネの命よりも、自分の面目を優先してしまったのです。
私たちも日々の生活の中で、さまざまなジレンマに直面します。良心に従うべきか、自分の面目を守るべきか。大勢の意見に合わせるべきか、自分で考えて行動すべきか、というジレンマなどです。
ヘロデ王の話は、私たちへの忠告です。世間の目や自分の面目を何よりも大事にすることは、非常に危険だということです。